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ご挨拶

はじまして、アンビ株式会社代表の雨宮竜介です。皆さんは「両利きの経営」という言葉をご存じでしょうか。私がこの言葉に出会ったのは、たまたま立ち寄った街の本屋さんでした。そこで目にとまった一冊の本。そのタイトルが『両利きの経営』(チャールズ・A・オライリー、マイケル・L・タッシュマン著)でした。

私がこのタイトルに惹かれた理由はふたつ。ひとつに、私は「不動産鑑定士」と「中小企業診断士」という資格を持っていて、ちょうどこの頃、この2つライセンスを将来的にどう活かしていけばいいのか考えているところでした。そしてもうひとつ、自分が左利きでありながら場合によって右手も使うという“両利き”の人間だったこと。「これこそ自分にぴったりな本だ!」とまるで電撃が走ったように感じたのを今も覚えています。早い話、タイトルだけで飛びついたわけです(笑)。しかし、実際に手に取ってそこに書かれた内容を読むうちに、この本との出会いが私にとって運命的だったという思いはどんどん強くなりました。

知の深化と知の探索。これが「両利きの経営」の中心となる考えです。主力事業の絶え間ない改善(深化)と新しい領域へのチャレンジ(探索)を同時に実行することの重要性が説かれています。私は当時の所属していた会社の主業務であった「不動産鑑定」を深化に、中小企業診断士の資格が活かせる「企業経営支援」を探索に、それぞれ当てはめてみました。するとそこにまったく新しい道が現れたのです。それが新しい会社、「アンビ」の設立でした。

では、アンビは「不動産鑑定」と「企業経営支援」の会社か?もしこう問われれば、私の答えは「No」です。もちろん当面アンビが行う業務の中心は「不動産鑑定」と「企業経営支援」になるでしょう。しかし今はまだ実務経験の少ない「企業経営支援」もやがて探索から深化のステージへと成長します。その時アンビはさらに次の探索(新領域)へと進んでいきます。「探索→深化→探索→深化…」このサイクルこそ「両利きの経営」の神髄であり、私がこの会社で実践しようとしていることなのです。

アンビは時代とともに変化し、成長を続けていきます。そしてそのなかで生まれる新しい可能性や価値によって、お客様や協力先、さらに日本という国まで、アンビにかかわったすべての人を笑顔できるパートナーでありたいと強く願っています。

アンビは何の会社か?その答えはいつも未来にあります。アンビのこれからにぜひご期待ください。

アンビ株式会社 代表

雨宮竜介